「中央アジア・カフェ「キルギス共和国編」」開催

December 26, 2018

 12/13(木)、おいしい中央アジア協会主催イベント「中央アジア・カフェ「キルギス共和国編」」を開催いたしました。

 

 

 料理教室を中心に定期的に中央アジアの食文化を紹介するイベントを主催している「おいしい中央アジア協会」ですが、より幅広い方へ中央アジアの料理、文化の魅力を紹介する為に、中央アジア未経験な方でも者気軽に参加出来る、協会初となる旅イベントを新たに企画しました。

 

 初回となる今回のテーマは「キルギス共和国」と「中央アジアのお菓子の話」で、仕事終わりの平日夕刻の時間帯、お好みの物を飲食しつつ、リラックスした雰囲気の中イベントは始まり、2名のゲストスピーカーにそれぞれ講演いただきました。
 
 まず最初の講演は、1人目のゲストスピーカ:竹田佳代さんによる「中央アジアの秘境 キルギス」と題したキルギス共和国各地の観光名所や郷土文化、料理の紹介。 

 

 佳代さんは、中学時代にイスラムに興味を持った事がきっかけで、大学時代はオスマントルコについて学び、在学中にトルコへの一年間の留学も経験。その後、日系会社で働きながら現職で青年海外協力隊に参加し、キルギスで活動された経験を持つ、パワフルでチャーミングなイスラム、テュルク文化、そしてキルギスの愛好家の女性です。佳代さんのお話しは、キルギス共和国全般の基本情報から始まり、次に各主要地方の「お勧め観光地」の紹介へ。首都の「ビシュケク」、第二の大都市「オシュ」以外にも、広々とした草原が美しい「ソンクル」、トレッキングが人気の「アルティン アラシャン」、”中央アジアの真珠”と称えられ、夏は避暑リゾート地として賑わう「イシククル湖」、世界でも有数な高地の湖「アラコル」といった各観光地が、その魅力と共に紹介されました。

 

 続いて「ご飯と特産品」に関するお話では、代表的な郷土料理の紹介と共に、キルギス人の好みやキルギス料理の特徴として、「”肉が大好き”。でも”パンが主食で欠かせない”」といった話や、「イスラム文化圏だが皆お酒が好き。水が良いのでコニャック、ビールが美味い!」、「中央アジア料理の中でも香辛料が少ない」といった点を紹介いいただきました。

 

 また、キルギス各地方の生活や郷土文化、風習について、佳代さん自身や他の協力隊員の在住時のエピソードを交えながら説明いただき、「キルギスでは、”明日の予定を話すと神様が笑う!”と言われ、皆予定を守らない。遊牧民は臨機応変だから。」、「キルギスの農家は実は結構お金持ち。彼らの資産の家畜は数の把握が難しいので、少なく申告して税金をあまり払わない。」など、遊牧民のお国らしいエピソードも紹介いただきました。

 

 次の講演は、二人目のゲストスピーカ:先崎将弘さんから「中央アジアのお菓子の話」を紹介いただきました。先崎さんはおいしい中央アジア協会専務理事のほか、ユーラシア研究所の会員としても活動し、中央アジアでのフィールド調査経験も豊富な中央アジア食文化研究家で、来年1月には新しい著作「食の宝庫キルギス」の発売も予定されています。
  

 


 講演では、食文化の背景となるイスラーム文化、遊牧民の文化、中央アジアの歴史の概要を分かりやすく、丁寧に説明いただき、次に、フィールド調査で取材、撮影した写真、動画も交えながら、キルギスを含む中央アジア全般の代表的なお菓子である「バクラヴァ」、「ハルヴァ」、「チャクチャク」の3種を紹介いただきました。特に「ハルヴァ」の説明では、現地の家庭で撮影した調理風景の映像を見せていただき、その臨場感ある映像に、まるで現地の家庭を訪問したかのような雰囲気を味わえました。


 お二人の講演に対し、参加者の皆さんからは、「旅行時に注意すべき点は?」、「〇〇の材料は何?」といったスピーチに関するものから、「何故食文化に興味を持ったのか?」というスピーカの背景に関するものまで、幅広く活発な質問が寄せられましたが、お二人は終始丁寧かつ和やかに回答してくださいました。

 

 またサプライズとして、イベント参加者の1人、信田さんからキルギスの天然蜂蜜を振舞っていただきました。信田さんは、キルギス産の蜂蜜の良さに惚れ込み、その輸入販売をされているそうです。

 

 イベント全体への感想としては、今回は「協会主催イベントは初めて」の参加者の方が多く、今まで協会主催イベントには接点の無かった、より幅広い方へアプローチ出来たのではないかと感じました。また印象に残った参加者の感想としては、「紹介されたお菓子を実際に作ってみたい。是非中央アジアお菓子の料理教室のイベントを!」というご意見。先日開催されたスイーツ料理教室のイベント「秋とスイーツとパフラヴァ男子と」も大変好評であり、スイーツ料理教室へ興味ある方は多いのだな、と改めて感じました。いただいた感想・ご意見を踏まえ、中央アジアのスイーツの料理教室を、今後も継続していければと思っています。

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